今、美容室の経営指標が1人あたりの売上=生産性から、1時間あたりの単価=人時生産性へシフトしつつあります。
美容室の人時生産性の計算はとても簡単です。
目次
美容室の人時生産性
人時生産性=粗利÷総労働時間
人時生産性
スタッフ1人が1時間でもたらす粗利
粗利
総売上から材料費を引いた金額
総労働時間
従業員が働いた時間の総計(拘束時間から休憩時間を引く)
人時生産性の計算方法
月間売上400万円-材料費10%=粗利360万円の場合
例)スタッフ人数5人(労働22日×8時間)=総労働時間880時間
360万円÷880時間=4,090円
例)スタッフ人数5人(労働25日×10時間)=総労働時間1250時間
360万円÷1250時間=2,880円
美容室の人時生産性1,500円
美容室の人時生産性は他業種に比べると、明らかに低いようです。
ファミリーレストラン2,787円
ファーストフード3,240円
居酒屋3,480円
スーパーマーケット4,143円
ドラッグストア4,480円
ホームセンター4,634円
キャバクラ!?、笑
最低賃金との関係
人時生産性1,500円×労働分配率0.6=時給900円
美容室の労働分配率は平均60%弱。
1,500円とすると平均最低賃金の875円はクリアできるが、今後の上昇を鑑みると早急な対策が必要だ。
※美容室の労働分配率60%は高すぎる。
めざすべきは他業種と同様の40%以下。
『NEXT LEADER』2019年3月号「人時生産性“超”入門」ページより抜粋。
時短による人時生産性up
- 白髪染め15分時短による客数up
- 時短した15分でトリートメントを提案して、客単価up
美容室の白髪染めの利用者は、手早いカラー施術を希望している。
美容室の白髪めの時間が普段の施術時間よりも15分短縮できたら、短縮した15分でトリートメントを利用したいと思っています。
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堀江貴文氏が新たな業態を提示
美容室で洋服を売るなど、自分たちで集客の努力をするべきだと語った。
美容業界は、美容師しか経営していないため「弱い業界」だと堀江貴文氏
BOTANIST(ボタニスト)が切り開く「スモールマス」市場
製造は外部に委託して企画、開発に特化。
SNSなどデジタル技術で「個客」のこだわりを吸い上げる。
大量生産で消費者の平均像しかすくえないマス商品を淘汰する波は、化粧品やアパレル、食品などに広がる。
値段が多少高くても自分らしい商品を求めるスモールマス市場。
i-ne社は、2015年に植物由来シャンプー「ボタニスト」をネット中心に発売。
広告はInstagramを使い20代前後の若年層に訴求。
まとめ
人時生産性upのための新たな業態やスモールマス市場で、より効率的に利益を生み出すことが重要です。
BOTANIST(ボタニスト)の製造は、DEMI(デミ)で知られる日華化学株式会社の関係会社、山田製薬株式会社です。
美容師は店販が苦手だといわれていますが、洋服やってもいいかもしれない、美容師さんが店販すすめなければ、BOTANIST(ボタニスト)のようなDEMI(デミ)さんの関係会社の商品が売れます。
時短による人時生産性up、店販で今後の人時生産性upめざしましょう。
お問い合わせ 03-3687-7893 株式会社東和 本社 又は 髙橋真之輔 080-5902-8000
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