美容専門学校へ求人票を出したのに、学生さんから問い合わせがない。
就職希望の美容学生の人数に対して、全国の美容室の数は10倍あると言われています。
学生さんは、お店を選び放題。
求人票を提出した後、専門学校への後追いをしたいという美容室様からのご質問があり、美容専門学校の求人代行サービスの株式会社オフリール尾脇さんから答えていただきました。
提出した後、どのくらいのタイミングで専門学校へ連絡したら
専門学校へは、求人票の提出(発送)後、1週間を目処に電話を入れ始め、就職課の先生もしくは就職担当の方、と言えば担当者につないでもらえる事が殆どです。
挨拶で良い感触があれば、メールや電話、また会える距離であれば会いに行くなど、繋がっていくことが大切です。
先生側、学校側としてはカワイイ生徒を送り出すのですから、その送り先がどんな人達なのか知りたいところです。
自分が学校の担当者側の立場になり考えてみる事が重要になってくると思います。もっといえば自分の子供が美容学校に行っていたら、どんな美容室で働いて欲しいかということです。
採用が厳しくなっている最大の理由は、この仕事には価値がない仕事だというイメージーが社会全体で膨らんできて学生数が減少してきている。ピーク時と比べ学生の数自体が4割以上減少しているのが今の現状です。
ですから、学校側としては離職率が低くなる就職活動に力を入れます。業界全体の離職率は高くても自分の学校の卒業生の離職率は低く抑えたいと願っています。
美容室として大切な態度は、一度雇った生徒は辞めさせないという意気込みを持つ事です。美容室側も今では「どうせすぐに辞めてしまうだろう」「若い人はどうせ長く続かないだろう」というイメージを持ったまま求人を出すところも多いようです。
そのような態度は学校の担当者にも伝わっているので、お話をされる場合は、そのようなネガティブなイメージを持っていない事、しっかりとしたスタイリストに育てるために自分の美容室ではどのような方針を持ち、教育、育成をしていくのかを問われたら、しっかり説明できることがとても大切です。
逆に、今の学生について一番良くわかっている先生達と関係を築き質問してみてはどうでしょう。今の生徒達が美容室に求めるものは、どのようなスタイリストになりたいと思っているのか、どのように環境を整えれば良いのかなどを話していく中で美容室側も学び吸収していくことで柔軟に対応することができます。
「こういう人材を紹介して欲しい」というより、上記で紹介したような、もし人材を紹介してもらって入社することになったら、自分の美容室ではどのようにその紹介してもらった生徒を育てていくかを説明できる事の方がポイントです。
以前とは状況が変わっており、簡単にはいきません。あきらめず、学校の担当者との良い関係を築いていく事が、次の一歩になると思いますので、根気よくコンタクトを取り続けてみてください。
補足
最近、美容専門学校の先生方に言われることは、やはり離職率が低い美容室かどうかが一番気にされているのが印象的でした。
info
美容専門学校の求人代行サービス 株式会社オフリール
2018年卒業版 受付開始
全国250の美容学校にフルカラーで写真入りの求人票を代行送付するサービスです。
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