4月からの環境づくり(年間計画)、スタッフ研修(人材育成)の一環として、アジュバンベーシックセミナー取り入れてみませんか!?
<1日目>
12:00〜 オリエンテーション
12:40〜 皮膚の構造と働き
14:10〜 化粧品について
15:50〜 頭皮毛髪について
16:50〜 活性酸素について
18:00〜 IC活性理論
19:00〜 夕食
20:00〜 まとめ・自習
22:50 終了予定
<2日目>
08:30〜 筆記テスト、トークテスト
10:40〜 オリエンテーション
11:40 終了
ADJUVANT(アジュバン) BASIC(ベーシック)セミナー、『皮膚の構造と働き』や『石油系界面活性剤の毒性』などの基礎について、一泊二日で学びます。
目次
皮膚の構造と働き
人間の身体は60兆〜100兆個もの細胞が集まって成り立っています。当然、皮膚も細胞から出来ています。成人体重の約16%を占めている皮膚は、『表皮』『真皮』『皮下組織』から成り立っており、その厚さは約2mmです。
表皮
表皮の一番下には、基底層(表皮新生の母)があり、毛細血管から送られてくる間質液から栄養分と酸素を取り入れて、細胞分裂を繰り返しています。分裂した細胞は、次々に押し上げられ、有棘層、顆粒層を形成します。
しかし、顆粒層の辺りでは、間質液が基底層の辺りの50分の1の量に減少してしまうため、細胞は酸素不足と栄養不足で自然に死を迎えます。ここまでに14日間かかります。この時、死んだ細胞内の脂肪が外に押し出され『細胞間脂質(セラミドも一要素)』として、角質片同士を結び付け、14層からなるうろこ状の角質層を形成します。そして、14日後、垢となって自然に剥がれ落ちていくのです。この28日周期のことをケラチニゼーションといい、健康な肌のバロメーターとされています。
表皮には、この表皮細胞(ケラチノサイト)の他に、『メラノサイト(色素産生細胞)』『ランゲルハンス細胞(食細胞)』も存在します。また、表皮上はpH5.5〜6.5の弱酸性であり、この範囲のことを肌の等電点といい、最も安定した状態になっています。
真皮
表皮の下は真皮層といい、厚い層で皮膚の本体といえます。『膠原繊維(コラーゲン)』・『弾力繊維(エラスチン)』・『基質(ヒアルロン酸)』で構成され、いわゆる皮膚の張りと弾力を司っています。また、表皮への間質液の供給をする毛細血管は、この真皮層で網目のように張りめぐらされ、自律神経の支配を受けて、血行の調節を行っています。
皮下組織
主に脂肪組織から成り立っており、外力に対するクッションの役割や、体温喪失防止の働きをしています。また、脂肪という生体エネルギーの貯蔵庫にもなっています。
石油系界面活性剤の毒性
- 浸透作用 脂質分を溶かし、皮膚細胞内に次々に侵入する。
- 乳化作用・たんぱく質変性作用 様々な細胞内に入り込み、たんぱく質を破壊する。
- 残留性・非分解性 いつまでも体内で分解されず、その働きを維持したまま残留する。(無毒化すべき肝臓は役に立たず、かえって肝細胞が破壊され、機能が停止する。)
『合成洗剤 恐怖の生体実験』坂下 栄 著より
洗浄剤として用いられる石油系界面活性剤のシャンプーを頻繁に行っていると、皮膚細胞内のたんぱく質を破壊(細胞を乳化でくっつけてしまう)することで、破壊された細胞を異物として白血球が攻撃してしまうので荒れてしまいます。
(代表例)
ラウリル硫酸 Na 洗浄力が高く、泡立ちも良好な界面活性剤。
ラウレス硫酸 Na 洗浄力が高く、泡立ちも良好な界面活性剤。ラウリル硫酸 Na よりも低刺激性。
手荒れを発症してしまったら
手荒れを発症してしまったら、まずは皮膚科を受診しましょう。手荒れが悪化すればするほど、強い治療が必要になり、症状が改善するまでに時間がかかります。早めに対処した方が短期で治り、お仕事に支障をきたさずにすみます。また、掻いて、悪化させてしまうことも予防できます。
皮膚科での手荒れの治療は、主にステロイド外用剤の処方になります。ステロイド外用剤は誤解されていることが多いのですが、手荒れの治療で問題が起こることはまれです。外用剤には5段階の強さがあり、医師は症状などを見て、適切な強さの薬を処方します。使うことをためらって、手荒れをこじらせてしまうと、かえって薬の使用量が増えてしまいます。医師の指示通りきちんと使用し、早めに対処しましょう。
ただし、ステロイドは根本的な治療ではないので、手荒れ対策をきちんと行い、薬を使う機会を減らしていくことが大切です。
代わりに使える製品がないか検討
手荒れを起こした製品の代わりに、使える製品がないかどうか検討しましょう。シャンプー剤は多様な製品があるので、手荒れを起こしやすいと感じられる製品があれば、刺激の少ない製品に変えることを検討してください。
店で取り組みたいこと
手荒れを発症した人は、手荒れの改善と再発予防のために、発症していない人は、予防のために、お店全体で手荒れ対策に取り組むことが理想的です。そして、これからの対策は、サロンのマネージメントレベルの方が関わることによって、より効果的に実践できます。スタッフの手荒れが減って、健康的で生き生きと仕事ができるように、オーナー方々も取り組んでください。
ADJUVANT(アジュバン) BASIC(ベーシック)セミナー
2019年度(東京)アジュバンベーシックセミナー日程表
2018年度(東京)アジュバンベーシックセミナー日程表
東京 4月16日・17日/7月16日・17日/10月15日・16日/2019年1月21日・22日
ご興味ございましたら、株式会社アジュバンコスメジャパン 03-5474-6100 又は アジュバン正規代理店 株式会社東和 高橋真之輔 080-5902-8000 まで、お問い合わせ下さい。
アジュバンベーシックセミナー認定試験合格で、カウンセラー資格のディプロマが発行されます。
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