中小企業倒産防止共済の加入を美容室へすすめてくる税理士は少ないかもしれません。
美容室の取引先は一般個人のため影響を受けることがないからです。
この中小企業倒産防止共済は、取引先が倒産してしまったら貸付が受けられる制度ですが、取引先が倒産していなくても、中小企業倒産防止共済加入者の美容室が臨時の事業資金を必要とする場合、解約手当金の95%を上限として貸付が受けられます。
しかし、美容室でのこの制度のメリットは掛金のすべてが経費計上できることです。
中小企業倒産防止共済
中小企業倒産防止共済は、取引先の倒産等で連鎖的な倒産が起こらないよう準備する保険です。
経営セーフティ共済とも呼ばれ、加入は、1年以上事業を継続している中小企業者であることが条件です。
掛金は月額5千円〜20万円、積立ての総額は800万円まで、解約が40ヶ月未満だと元本割れします。
納付月数が12〜23ヶ月で80%、12ヶ月未満は0%、40ヶ月以上していれば納付金額をいつでも戻すことができますが、その年の雑収入として扱われ課税の対象になります。
掛金は税法上、法人であれば損金、個人事業主であれば必要経費に算入できます。
小規模企業共済制度や確定拠出年金制度と異なり、掛金のすべてが経費計上できる制度です。
貯金してるつもりで加入してみてはどうでしょうか!?
詳しくは、独立行政法人中小企業基盤整備機構、税理士や商工会議所まで
コメントを残す