美容室がチャレンジできる助成金

助成金とは、融資と違って返す必要のないお金です。

結構、これってキャッシュフローにきいてきますよね。この助成金のお金を売り上げで作ろうと思ったら、どれだけ売り上げないといけないのか、その売り上げを作るのに何人のお客様を施術しないといけないのか。

助成金の使用目的は何に使ってもいいので、社会保険料の負担、これに充てることだってできます。

毎年、助成金をチャレンジして、例えば100万円もらったとして、毎年チャレンジしていったら10年で1,000万円、かなりの額になります。それに、教育のできる環境もできスタッフも育って、産休も取らしてあげられ、復帰のできる職場復帰の整備も、いいことばかり。

美容室が使える助成金は限られていますので、ここでは、美容室がチャレンジできる助成金の中でも使いやすいものを取り上げて紹介します。

人材育成・能力開発

  • パートタイマーや有期契約労働者のキャリアアップに取り組んでいる(キャリアアップ助成金)
  • 人材育成制度を導入・実施し、継続して人材育成に取り組んでいる(人材開発支援助成金)
  • 従業員に対し、職業に必要な専門的な知識、技能を習得させる(人材開発支援助成金)

職場環境の改善

  • 生産性向上に資する人事評価制度と賃金制度を整備する(人事評価改善等助成金)
  • 正社員を対象に働きやすい環境作りを行い、定着を支援する(職場定着支援助成金)
  • 労働時間等に関する職場意識の改善を図る(職場意識改善助成金)

採用や雇用を促進

  • 安定就業を希望する未経験者を試行的に雇い入れる(トライアル雇用助成金)
  • 高年齢者、母子家庭の母等、障害者などを雇い入れる(特定求職者雇用開発助成金)
  • 65歳以上への定年引上げ等を実施する(65歳超雇用推進助成金)

育児仕事の両立を支援

  • 代替要員を確保する、「育休復帰支援プラン」を策定・導入し、労働者に育児休業を取得させ、原職等に復帰させる(育児休業等支援コース)
  • 女性が活躍しやすい職場環境を整備し、目標を達成する(女性活躍加速化コース)
  • 男性労働者に育児休業を取得させる・育児・介護等を理由とした退職者の復帰支援の取り組みを行う(出生時両立支援コース・再雇用者評価処遇コース)
  • 仕事と介護の両立支援に関する取り組みを行う(介護離職防止支援コース)

雇用の維持

  • 雇用情勢が特に厳しい地域で、事業所を設置して従業員を雇い入れる(地域雇用開発コース・被災者雇用開発コース)
  • 休業、教育訓練や出向を通じて従業員の雇用を維持する・離職を余儀なくされた労働者の再就職支援を行う(雇用調整助成金・労働移動支援助成金)

従業員がもらえる給付金

  • 60歳以降、定年後の再雇用などで賃金が低下した(高年齢雇用継続基本給付金)
  • 原則1歳に満たない子を養育するために休業した(育児休業給付金)
  • 要介護状態の家族を介護するために休業した(介護休業給付金)

まとめ

実際の申請時には、関係機関の窓口、または専門家である社会保険労務士にご相談ください。

相談のできる社会保険労務士がいなければ、私が勉強させていただいている美容業界に特化している社会保険労務士右田事務所の右田さんのご紹介もできます。

社会保険労務士に頼んでいるお客様はいますが、よくよく聞いてみると、この業界のことをあまり知らない、担当がころころ変わる、あまり情報提供がない、対応に不満等を感じています。特に、助成金の提案がされていません。

助成金関係のことを、今までどうされていましたか、スタッフの練習時間の問題の対応、助成金とか何か提案はありましたか。

スタッフがなかなか育たないけど、教育にはお金がかかるから。でも、人の育成でお金がもらえる助成金があります。

もらえるのならチャレンジしてみてはどうでしょうか。

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