助成金・補助金のかんたん活用術(美容室の税理士のお得な相談室②)

美容室に関わるお金や経営などのお得な情報をわかりやすくお伝えしていきます。

今回は美容室の助成金と補助金についてご紹介していきましょう。

この時期は新年度の助成金や補助金の内容が決まる時期です。

専門家に頼む方でも最低限の知識は持っておいた方が良いです。

そこで助成金・補助金に関してよく聞かれる質問と、どうすればよいのかを解説していきます。

助成金・補助金のかんたん活用術

助成金と補助金って何?

ローンと違って、返済不要の資金です。

なんかずるい感じがするんだけど。

国や各自治体の目指すべき政策に添った経営をするともらえるお金です。

ですので、むしろ社会貢献の一環と考えられます。

健全な美容室も堂々ともらってください。

どれくらいの種類があるの?金額は?

国(いろいろな省庁)や全国の自治体、半官半民的な機関のものを含めると、数千種類のものがあります。金額も数万円から数百万円、場合によっては数千万円のものもあります。

そもそも助成金と補助金って何が違うの?

助成金は主に人間関係のもので厚生労働省、補助金はビジネスやITに関係するもので主に経済産業省(中小企業庁)で取り扱っています。

でも、助成金・補助金という呼び名は厳密な使い分けはされていないので、「もらえるお金」と考えてokです。

助成金って具体的には?

人に関するものだと、「働き方改革」「仕事と家庭の両立」「非正規雇用」に関するものが多いです。

いくらくらいもらえるの?

数万円のものもありますが、数十万円のものが多いです。

ですが従業員が多いと数百万円レベルになることもあります。

うちの美容室は女性スタッフが多いんだけど、何かある?

育児休暇制度に関係するものもあります。

育休からの復帰制度や、女性の活躍推進の目標を設定することでもらえるものもあります。

人の募集(求人)関係でもらえると助かるんだけど?

既に一度他で働いたことのある人や学校を中退している人を新卒と同じ条件で募集したりするともらえるものや、東京からの移住者を雇った場合にもらえるものなどもあります。

また、東京では働き方改革関係のもので、都から助成金をもらえたり、表彰をうけたり、ホームページに名前が載るものもあります。

お金をもらった上で、募集のアピールにもなるなんて夢のようです。

人を採用したあとは?

一番代表的なものは、パート・アルバイトスタッフや契約社員を正社員に変更するともらえるキャリアアップ助成金です。

美容室はアシスタントからスタイリストになるための条件が結構細かく決まっているお店が多いので、人事評価制度の導入の助成金もハードルが低い気がします。

また、健康診断制度や短時間勤務制度を導入したりするともらえるものがあります。

でも、条件は厳しいんでしょ?

ハローワーク経由で採用するという条件がついているものや、他にも条件はいろいろありますが、「え?それでもらえるの?」っていうものも多いです。

条件を満たせば必ずもらえるものがほとんどなのも特徴です。

誰に頼めばよいの?報酬の相場ってどれくらい?

厚生労働省系は社会保険労務士に頼むことも多いですが、自社でやる方も多いです。

報酬は成功報酬2割〜3割の場合が多い気がします。

手付金の有無や、月々の顧問料の必要の有無などもそれぞれです。

もう一つの補助金って具体的には?

ビジネスに関するものなので、「POSなどへの投資による効率化」「新規事業への進出」「新しいサービスの開始」「IT導入」「海外進出」に関するものが多いです。

いくらくらいもらえるの?

数万円のものもありますが、設備投資がからんだものになると、数百万円、場合によっては1,000万円オーバーレベルのものもあります。

美容室にオススメなのは?

美容室だと、POSやホームページに投資する場合や、新規店舗のオープン、エコな設備の導入などには補助金がもらえる可能性があるので調べる価値はあります。

また、商店街を盛り上がるためのものや、小さいお店だと広告費の補助をしてくれるものもあります。

地方だと空き物件を活用した店舗などだと補助がでるものもあり、とてもいろいろな種類があります。

資金繰りとかに使えるものないの?

認定支援機関(税理士事務所など)と一緒に経営に関する計画を作ることで、資金繰りに役立たせることができます。

保証協会の別枠を作る事や、通常よりも低い金利で借りることもできます。ついでに節税までできてしまうものも。

そんな計画の作成を補助金で補填するのはいかがでしょうか?条件を満たせば必ずもらえるのでこれが一番オススメです。

でも補助金は審査があるんでしょ?

はい。審査がないものもあるのですが、あるものが多いのも事実です。

ですので、審査がないもののみを取りに行くのもよし、専門家に任せるのもよしです。

認定支援機関(税理士事務所など)の支援を受けて計画書を提出したりすることで、審査が大幅な加点要素になるものもあります。

注意点は?

助成金と違って、補助金は申請期間が短いものがあります。

タイミングを見計らうことが大事になってきます。

誰に頼めばよいの?

中小企業庁がらみのものなので中小企業診断士が取り扱っていることもありますし、税理士事務所が取り扱っている場合もあります。

ITがらみのものはITシステムのメーカーさんが代わりに申請してくれるものもあります。

報酬の相場ってどれくらい?

補助金は成功報酬2割の場合が多い気がします。手付金の有無や月々の顧問契約の有無は専門家によって違うので要確認です。

わからなかったら誰に聞けばよいの?

基本的には各役所のホームページに書かれていますが、言葉が難しいので電話で聞きたいですよね?

助成金はハローワークの助成金センターなどに、補助金は中小企業庁や商工会に電話で問い合わせすると結構丁寧に教えてくれます。もちろん弊社にご質問していただいても構いません。

まとめ

出来る限り噛み砕いて説明してきましたがまだまだ説明できてない部分も多々あります。

その他、ご質問やご依頼などは

税理士 小山武仁(こやまたけひと)さんまでお問い合わせください。

0120-103-744(倒産なしよ)

フリーペーパー“FREE TIME”

今回、取り上げている『助成金・補助金のかんたん活用術』については、株式会社東和が発行するフリーペーパー“FREE TIME”で掲載しています。

ご希望の方は、株式会社東和 髙橋真之輔 080-5902-8000 までお願い申し上げます。

数に限りがありますのでご了承下さい。

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